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なでしこジャパンオランダ遠征 [サッカー]

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サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」が23日、オランダ遠征に成田空港から出発した。

 佐々木則夫監督(57)は「今回は1週間少々の遠征だが、しっかり次につながることをやりたい。選手には自分がピッチに立つ、リオの舞台に立つという気持ちを表現してもらうことを望む」と期待した。今夏のW杯カナダ大会では選手主動で自主性を重んじてきたが、「今回はこちら主動になりそう。軸になる選手と経験の浅い選手を、しっかり密にしたい」とベテランと若手の融合を図る。29日(日本時間同日深夜)には同国代表と親善試合を行い、来月1日に帰国する予定だ。

 また、前日22日の皇后杯で負傷したDF高良亮子(仙台)に替わり、DF鮫島彩(INAC神戸)が追加招集された。現地で大儀見優季(フランクフルト)ら海外組も合流する。

 来年2月29日からはリオデジャネイロ五輪アジア予選(大阪)が始まり、2枠を争う。


<国際親善試合:オランダ3-1日本>◇29日◇オランダ・フォレンダム

 FIFAランク4位の日本は、宮間、大儀見らW杯メンバーも先発したが、格下オランダ(FIFAランク12位)に完敗した。

 
前半4分、中盤でパスカットを許すと、カウンターで一気に詰められマルテンスに先制ゴールを決められた。さらに同21分には鮫島がパスをトラップミス。そこをオランダが逃さず、メリスが個人技でゴールに持ち込んだ。日本も大儀見を中心に積極的な攻撃を仕掛けたが、決め手を欠き無得点で前半を終えた。

 後半には菅沢や増矢といった若いメンバーを起用。交替メンバーを中心に、軽やかなパスワークでオランダ守備陣を崩すと、後半4分、阪口がゴールを決め1点を返した。しかし、同32分に増矢がペナルティエリア内でファウル。PKを与えると、メリスに決められ突き放された。


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